車両のご紹介
9000形
2017年3月、5000形の代替となる通勤電車として、既存の3000形をベースに、安全・サービス・省エネルギーの性能を向上させた9000形がデビューしました。
デザインは、先頭部の貫通扉をカラーリングの基軸として縦のラインを強調することで、前に進む力強さと次世代車両としての新しさを表現しています。
歴代の車両でも多く使用されている赤帯をモチーフに、ロイヤルレッドの帯を車体側面に配置し、落ち着きのある外装としています。また、車内は白を基調とした明るく清潔感のある色調とし、各部にガラスを積極的に採用することで、見通しの良い開放的な車内環境を創出しています。
構体は3000形と同様に、側構体を耐食性の高いステンレス鋼とし省メンテナンス化、省エネルギー化を図っています。構体の接合方法については一般的なスポット溶接からレーザー溶接にすることで溶接痕が目立たない、きれいな外板を実現しています。
客室は片側3扉とし、側出入口間に9人掛けのロングシート、車端部に4人掛のロングシートを設けています。快適にご乗車いただけるように座席幅を450mmから470mmへ拡大しています。また、座席端部に大型袖仕切を採用することで座席と立席のお客様の衝突を回避するように配慮しています。
その他にも、UVカットガラスの採用や車内案内表示器の増設、車いすやベビーカーで利用されるお客さまに配慮した優先スペースを設置し、バリアフリーの拡充を図っています。
車両制御システムに3000形で実績のあるトリプルモードを全編成に搭載し、故障に対する冗長性を向上させています。また、次世代半導体素子「SiC」を適用したインバータの採用、前照灯・尾灯・車内照明などすべての照明装置をLED化することで、既存車両である5000 形と比較し約50%の省エネルギー化を図っています。
編 成 12編成=29両
★印は車いすスペース、ベビーカースペース設置車両(2021年8月現在)
3両×5編成=15両 |
Tc1 |
M |
Tc2 |
★9001 |
★9301 |
★9501 |
★9002 |
★9302 |
★9502 |
★9006 |
★9306 |
★9506 |
★9007 |
★9307 |
★9507 |
★9008 |
★9308 |
★9508 |
2両×7編成=14両 |
Mc |
Tc |
- |
★9103 |
★9503 |
- |
★9104 |
★9504 |
- |
★9105 |
★9505 |
- |
★9109 |
★9509 |
- |
★9110 |
★9510 |
- |
★9111 |
★9511 |
- |
★9112 |
★9512 |
- |
諸 元
3両×5編成=15両 |
項目 |
Tc1 |
M |
Tc2 |
車体 |
長さ |
19500mm |
巾 |
2760mm(車側灯含) |
高さ |
4091mm |
4165mm |
4091mm |
扉数(片側) |
3扉 |
定員(座席) |
124(40)名 |
138(48)名 |
124(40)名 |
制御方式 |
- |
VVVF |
- |
モーター出力 |
- |
175kw×4台 |
- |
ブレーキ方式 |
空制 |
空制・回生 |
空制 |
製造初年 |
2017年 |
2両×7編成=14両 |
項目 |
Mc |
Tc |
- |
車体 |
長さ |
19500mm |
- |
巾 |
2760mm(車側灯含) |
- |
高さ |
4165mm |
4091mm |
- |
扉数(片側) |
3扉 |
- |
定員(座席) |
124(40)名 |
124(40)名 |
- |
制御方式 |
VVVF |
- |
- |
モーター出力 |
175kw×4台 |
- |
- |
ブレーキ方式 |
空制・回生 |
空制 |
- |
製造初年 |
2017年 |
- |