鉄道近接工事について
線路付近で工事を行われる皆様へ
線路付近での工事(以下、「鉄道近接工事」)では、些細なミスで作業員の方や作業用機械が列車と接触したり、線路上空の架空電線で感電するなど、人命にかかわる重大な事故を引き起こす危険があります。また、鉄道施設を損傷させた場合、長時間列車を止め、多くのお客さまにご迷惑をおかけする事もあります。
そのため、鉄道近接工事を行う場合は、皆さまの安全と列車の安全のため、事前に工事のご連絡をしていただくようご理解とご協力をお願いいたします。
主な鉄道近接工事の例
・建物の解体、新築、補修
・樹木の伐採
・柵および塀の撤去、新設、補修
・道路の舗装
・電柱建植、撤去
・地下埋設工事
・当社架空電線に近接して行う重機作業(クレーン、バックホウ等)
鉄道近接工事の範囲について
鉄道敷地境界(フェンスや高架橋の柱)から5mの範囲(目安)までを鉄道営業線の近接範囲と定めています。
ただし、この範囲内の工事だけではなく、重機や足場等設置物の転倒・倒壊範囲が鉄道営業線近接範囲に含まれる場合も鉄道近接工事として対応いたします。
なお、鉄道近接工事に該当するか否かは作業内容や周辺環境によって変わりますので、判断が難しい場合は、協議申請をおこなっていただくようお願いいたします。
・鉄道敷地内
列車運行への影響が大きい範囲。
列車が運行しない時間帯や、鉄道工事に精通した技術者の配置が必要となる場合があります。
・鉄道営業線近接範囲
工事中の安全対策について、協議が必要です。
※重機の転倒範囲がこの範囲に含まれる場合も協議が必要です。
・架空電線離隔範囲
架空電線に対しての必要な離隔範囲を示しています。
この範囲を確保できない可能性がある場合は、工事中の安全対策について、協議が必要です。
※重機の転倒範囲がこの範囲に含まれる場合も協議が必要です。
協議の流れ
協議の流れ.PDF申請方法
以下の事項を記載の上、下記のメールアドレスにご連絡ください。
【記載事項】
・申請者の氏名
・ご連絡先
・工事位置
・工事内容
・工事予定時期
・重機作業の有無
・その他(図面、写真等)
西日本鉄道株式会社 鉄道近接工事 受付窓口
tetsudou-kinsetsu@nnr-g.com
個人情報の取扱いについて
取得したお客さまの個人情報は、工事のお問い合わせ内容の確認やその回答をさせて頂く目的で利用いたします。
その他、個人情報の取り扱いについてはにしてつグループ個人情報の取扱いに関する基本方針をご覧ください。
よくある質問
Q:協議から工事着手までにはどれくらいの時間がかかりますか。
A:お問い合わせいただいてから工事着手まで数か月程度要します。工事内容、混雑状況等によってはさらに時間を要する場合もありますので、余裕をもってご連絡をお願いいたします。
Q:鉄道用地内に入っても大丈夫ですか。
A:無断で鉄道用地内に入ると、鉄道営業法やその他法令に抵触します。工事の規模に関わらず、事前に協議が必要となります。
Q:用地境界の確認を依頼する場合はどこに問い合わせればよいですか。
A:用地境界に関する事項は、下記連絡先にお電話いただきますようお願いいたします。
092―734―1568 (施設部 線路課 管理担当)
Q:費用は発生しますか。
A:弊社との協議自体は、一般的な範囲については無償で対応いたします。
ただし、鉄道工事に精通した技術者の配置等の工事に関する費用は申請者負担となります。また、弊社社員による現場対応や弊社用地を使用する場合についても、費用をご負担いただく場合がございます。