「A列車で行こう」×「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
コラボツアー開催の裏側 後編
JR九州の「A列車で行こう」と西鉄の「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」が初コラボした、1日限りの特別な大牟田日帰りツアーが9月10日に催行されました。この観光列車コラボレーションの実現にあたっては、大変多くの方々のご協力がありました。その裏側や担当者の想いを、対談を通じて前後編でご紹介いたしております。
今回の後編では、担当者にひとつのチームとして動いた際の気づきや、これからの連携のあり方の形などについて語っていただきました。
社を越えて感じる企業文化の違い
―社を越えてひとつのチームで動かれたとのことですが、他社とやるときに企業文化の違いなど、印象はいかがでしたか?
鯉谷:スピード感が違うと感じました。西鉄さんは、初めての相手でも前から知り合いかと思うくらい、どんどん話を進めていくんですね。移動中でも確認事項があればすぐに電話をかけて。また、地元での顔の広さ、関係性の強さというのを感じました。
小宮:こちらは、折衝からアイディア、資料の出来栄えとかとかそういった細部までのスキルや成果物の質が高く、勉強になりました。ほかにも、こちらが「これしておかなくちゃ」と思い立ったら、すでに先回りしてされているなど、こちらもスピード感の速さを感じていました。
―今回、この観光列車がコラボしたツアーは大変評判でしたが、今後の展開については、どのように考えていらっしゃいますか?
鯉谷:当ツアーでは、キャンセル待ちの方が100名ほどいらっしゃいましたが、その数字に表れていない、満席と聞いてあきらめた方も大勢いらっしゃったと思いますし、非常に興味をもっていただける内容だったと思っています。しかし、ただ単にお客さまが集まるからという理由で、次も同じことをやっても意味がないのかなとも考えています。
もちろん、こういった連携をできる関係は続けていきたいですし、またツアーを開催するときには、内容・見どころともに今回開催したものに負けないような、違った視点から大牟田に光を当てることを考えていかなければいけないと思います。また、今後は観光列車以外でも、連携の機会をもてるように検討していきたいと考えています。